上海の美容院
髪を切らずしてすでに4ヶ月弱。
日本で最後に切ってもうらうときに
「何ヶ月か切らなくてイイ髪形にしてもらえます?」
とかなり調子のイイことを言って切ってもらったんだが、もちろん私の髪の毛の長さでそんな都合のイイ髪型など存在するわけがない。
もし存在してしまえば美容院、理髪店の商売が成り立たないであろう。
という訳で、思い切って上海にて髪を切ることにした。
たかが髪を切るだけで「思い切って」なんて誇張表現と思われるかもしれないが、私はもう5年以上一人の美容師以外の人に髪を切ってもらったことが無い。
私の中で髪を切ってもらうという行為は、何かしらの信頼関係の下に成り立つものという意識があった。
だから私にはある程度の「覚悟」が必要だったのである。
中国にはそれこそ「青空理髪店」とも言える、普通に路面で髪を切ってもらえるものもある。
一回のカットが10元(150円)程度で済んでしまうが、さすがにそこは牽制。
だって、「最悪坊主にしたらいい」という作戦は、頭の形が凸凹の私には使えないからである。
今回行った美容院は留学先輩であるkenさんに連れて行ってもらった。
「上海でいろいろ切ったけど、今日行くところが一番やねん。言葉の問題もあるけど、なかなか自分のしたい髪型ってのが理解してもらえへんのよね。切って欲しくないところも勝手に切ったりするしさ。その点、今日切ってもらう美容師さんはこっちの言うたことをちゃんとしてくれるから及第点やねん。」
と、得意気に私に説明する。
kenさん曰く、その美容師さんは日本にも行った事があるらしい。
日本人の感覚も少しは理解していると期待したい。
店に到着し、受付で予約を確認し、待合室に入れてもらう。
店内を見渡すと日本人の従業員と思われる人がたくさんいる。
でも、従業員は全員中国人とのこと。
中には実際に日本語を流暢に話す人もいるが、なんといってもファッションセンスが中国人のそれとは違っていた。
そんなことに疎い私が言うのもなんであるが、やっぱりアパレル関係の人はただ飾るだけではないオシャレっぽさがある。
そして、担当者の美容師さん陸露(Lulu)さんとご対面。
陸露さんは薄い茶色の眼で、中国人独特のキツい語調の無い柔らかい声の女性だった。
(目はコンタクトレンズのせいなのか?もしくは漢民族以外の血が流れているのか?どっちだろ?)
基本的には今のスタイルのままで、とりあえずうっとおしいところを切ってもらえるよう伝えた。
早速髪を切る場所に移動かと思いきや、まずはシャンプーとのことで頭を洗ってもらう。
このときは別のアシスタントの人に洗ってもらった。
日本とシステムはほとんど一緒のようだ。
そのあとようやくカットへ。
そして陸露さんが私の髪の毛を触りだし、衝撃のパンチをいただく。
「髪の毛、少ないですね。」
「Σ( ̄■ ̄||| グハッ !!!」
日本にいたときから多くはないとは分かってたけどさ。
初対面で言われるとやっぱちょっとキツいような…。
いや、イイですよ、近い将来ハゲオヤジになりますよ!(←開き直り)
とまぁ、これはさておき、同伴してもらったkenさんにいろいろ助けてもらいながら陸露さんと話した。
どうやら日本の福岡の美容院が上海に進出してきたのがこの店らしい。
そして、陸露さんは旅行で大阪にも行ったことがあると言い、大阪はなかなかの好印象だったらしく、大好きらしい。
自分の生まれた場所を褒められるのは全く悪い気がしない。
「どうします?もう少し切りますか?」
ある程度切った所で、陸露さんに尋ねられた。
見た感じまだちょっと長そうだったので、もうちょっと切ってもらうことにした。
「ええ、もう少し短く。あなたがイイと思うぐらいまで。」
そしてもう5分ほど切ってもらいカットは終了。
「どうでしょう?こんな感じで?」
「ええ、全く問題ないですよ!日本で切ったときと一緒です!」
細かい美容師の技術なんてのは全く分からないが、実際に私はそう思った。
この人なら今後上海で私の髪の毛を任せてもイイかもしれないとも同時に思った。
(↑って、偉そうな文章だな…( ̄ー ̄;Åアセアセ)
帰り際、中国人に髪の毛を切ってもらうという不安は一切取り除かれたことをkenさんに伝えた。
「やろ!やっぱ陸露さん最高やわ。」
と、kenさんもご満悦のようだ。
次にもう一度来るチャンスは無いかもしれないが、次回髪を切る時期に上海にいたのならばまたお願いしたい。

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ぼくはもう一度ルル姉さんに切ってもらいたいです。
なんとか時間を作っていくぞ!
でもほんまルル姉さん化粧濃いなー。
投稿者: kensuke : 2006年08月20日 00:22